くると元気になる畑

安八町内にある来ると元気になる畑の管理&園芸のブログです。

クラシカルなズッキーニ “ロマネスコ”

ズッキーニは、かぼちゃの仲間で幼い果実、花を食べるイタリア野菜です。

うちでは、濃い緑色のゼルダ ネロ
黄色のゼルダ ジャッロ

そして、縦縞模様のロマネスコを作る予定です。

ゼルダシリーズは、トキタ種苗のF1品種ですが、ロマネスコは、伝統的な固定品種です。

正直に書きますと、ロマネスコのようなクラシカルな固定品種って農家からしたら、扱いにくいのです。

というのも、ゼルダ2品種には、無いトゲがきちんと生えていますし(収穫は、皮を傷つけたくないので実も、花も、素手で行います(>_<)

おまけに、実は、ゼルダシリーズみたいなF1と違い、病気に弱いんです。

けっこう、育てるのは、手間です。ぶっちゃけ。

それでも、それをカバーするだけの良さが、この品種を選んだ理由。

確かに縦縞模様は、可愛いんですが、切ってスライスすると、きれいなお星さまが。

濃い緑色のゼルダネロも、ビタミングリーンで美しいし

黄色のゼルダネロも、華やかさがありますが

プレートの上にお星さま、いかがでしょうか?

三種あるので、三種とも料理に合わせて是非彩りにどうぞよろしくお願いいたします。

ホーラーパー(タイバジル)

【ホーラーパー(タイバジル)】
Ocimum basilicumについて


タイバジルと一般的に呼ばれるバジルで、よく混同されますが、ガパオとは、違い生でも食べやすいバジルです。

ガパオがどちらかといえばスパイシーでエキゾチックな香りにたいして
ホーラーパーは、華やかな香り。

スイートバジルの変種なのですが、スイートバジルよりずっとスパイシーで、やはりグリーンカレーには、ホーラーパーですね。
日本では、まだ生産量がやはり少ないハーブです。

ガパオ(ホーリーバジル/トゥルーシー)

【ガパオ】
Ocimum tenuiflorum, Syn.O. sanctum
について



今日は、ガパオについて書きたいと思います。

ガパオというのは、ホーリーバジルのことで、日本では、まだ生産量が少なく、栽培されていても、花穂をハーブティとして楽しむ、トゥルーシーとして育てる方が多い作物です。

ちなみに日本でトゥルーシーとして育てられている品種は、クリシュナ種(葉などが暗紫色を帯びる薬用品種)が多いのですが、うちでは、ラクシュミ種(全体的に緑色をした料理向き品種)を栽培しています。
ガパオもいくつか品種があるようです。



またガパオは、タイ料理、ベトナム料理、インドネシア料理など東南アジアで広く使われており、加熱…主に炒めることで、スパイシーな香りがあり、代表的な料理は、ズバリ、ガパオライス。

いまだ生産量が少ないため、パスタや、ピッツァに添えるスイートバジルを代用したり、ガパオライスの名前がありながらも、何にもバジルが入ってないなんてあるそうですけれども、うちのガパオで是非本格ガパオライスを試して見ませんか。

栽培に関して 農薬にたいしての考え方

こんにちは。

うちでの栽培方法は、広義で言う慣行栽培になります。

ですので農薬も必要な分使います。


【農薬につての基本知識】

インターネット上には、当ブログもそうですが、様々な農薬についての情報があります。
私としては、農林水産省公式ホームページとかそういったキチンとしたサイトを確認していただきたいのですが、中には、農薬、肥料、℉1種子について
多大な誤解をお持ちでお問い合わせいただく方(実は、そういう方に限って買うつもりは、まったくなく、苦情処理により、農家や、農協などがその時間を割くなど非生産的で問題も発生していますから詳しく書きたいと思います。)
なお私は、1農家の立場(それでも農業専門士で園芸研究家ですが)として書いています

 
  1 「フードファディズムというあり方(商売のやり方)」

食について危険云々書いているサイトの多くは、実は、科学的根拠や、論文を引用していないものが大半です。
どこかのブログに書いてあったとか2ちゃんねるなどの情報がもとだったり・・・・

それでも危険とかあおるのは、人間は、危険とか警告とかショッキングなことが書いてあるとついいいつい見てしまう、不安にとらわれがちな生き物だからです。

もしこれを読んでるあなたが食に対して不安をお持ちでしたら、信用できる誠実な農家、漁師、猟師さんと知り合うことです。
ただ、なかなか、そうした方には、都会じゃ会えないよという方は、近所のスーパーや、デパート、商店街などで、八百屋さんや、お魚屋さん、お肉屋さんなどと知り合っておくことです。

実は、そう書いてもフードファディズム(食に対して不安をあおる方)は、たくさんいます。

なぜかというとそうすることで儲けたい(つまり、その人自身は、貧乏根性)からです。

私は、FacebookTwitterでも本当に自分が共感できる農家さんについて紹介したりしていますが、自分の農場、自分の農法さえよければという狭い考え方の方も決して少なくないのです。

不安を煽る記事を書いてアクセス数を稼いで広告収入を得る目的だったり、
健康食品というものを売りたいため、お客さんの健康状況を死なない程度、慢性的不健康にしておきたかったり
手入れや育てることをしないで、ネグレクトした野菜などを売りつけたいだけかもしれません。


せっかくこうしてこの記事を見ていただいたあなたにそんな心身の健康を損なうおそれのあるような人にあって不安にならず、
良い食に関わる人に会う方法というのが、分かればいいのですが・・・


   2「生産と農薬」

実は、もちろん殺虫剤や、殺菌剤、除草剤などの農薬を使わなくても植物としての作物は、育ちます。

ただし、植物としては、と書きましたが、虫とか菌とかがはいらないようクリーンベンチみたいなもの(それでも植物工場などは、かなりそれに近いですが)という施設とコストをかければそれなりに「作物」としての量はそだちますが・・・

たいてい露地畑は、害虫と呼ばれる昆虫、節足動物、陸生貝(カタツムリとか、ナメクジのことね)にかじられたり
病気になって、ある程度は、減ってしまいます。

この間このブログで試験栽培しましたというキャベツと児菜は、たぶんムクドリでしょう葉っぱをすべて食べられました( ノД`)
※少量だったので農薬をつかわなかったのですが・・・まさかの鳥とは。

今度は、不織布という布をかけて作ろっと

まあ、自家用なら残念で済みますが、売ろうと思ったらある程度そうした資材を使うのがベストです。

そこでどんな農家でもたぶん実践しているだろう農薬の使い方について

 1 まずその資材が必要な作物、対象病害虫が、その資材で対応しているのか、収穫まで逆算して問題がないか確認してノートに処方を記録します。
   ちなみに手元にないときは、農協などに買いに行ったり取り寄せます(けっこう高いです)
   また必ず「農薬登録番号」を確認です。 これがない資材は、成分も効き目も安全性もなにも保証されていません。
   ちなみに農林水産省によって農薬として認められた「農薬登録番号」の着いた資材は、きちんとこれらがテストされ、更新されて常に確認されてい
   ます。
   国外の農薬散布基準と日本の農林水産省の基準の違いを書く方がいますが、散布の仕方の違いや、病害虫の違いなどもあり一概に言えないこと
   は、知っておきたいことです。
 
 2 農薬のラベルを確認(有効期限も忘れずに)し処方と照らし合わせて、必要量を希釈します。田舎に行くとこ希釈のいい加減な古い方がまれにい
ますが、希釈がいい加減だと損をするのが、農家なので私は、定められた希釈率で作ります。
 
 3  散布には、SS(乗用薬剤散布機)やラジコンヘリ、ドローンなどを使う農家もいますが、日本の野菜農家の大半は、動力噴霧器か、背負い式散布
    機を使います。うちでは、諸般の事情から背負い式散布機です。 かなりきつい。
    なお私は、この作業が個人的には、好きじゃありません。カッパ来てマスク、手袋、重たい農薬入りタンクですよ。
    なのでほかの方法を試みる(例えば不織布をかけるなど)こともあります。
 
 4  余った原液などは、鍵のついた保管場所で厳重保管します。(私は、作業小屋にはおかないで家に持ち帰っています)
    希釈した液は、使い切り機械は、分解してきちんと洗浄します。(これ面倒です。)






 
とはいえ、うちでは、多品目、多品種栽培ですので、野菜全適用(どの野菜にも使えます)という薬剤が基本になります。

どうしても、仕方無ければ、通路も作物毎に空いていますし、薬剤のあまり飛び散らない背負い式の薬剤散布機を使って丁寧にその作物とその作物の症状に合わせた薬を使います。

それでも、ご希望の方には、農薬記録は、作物毎に、毎回作りますので、コピーして梱包あるいは、お渡しします。

私の長年の経験からですが、農薬というか、殺虫剤は、アブラムシと、蝶や蛾の幼虫つまり青虫や、毛虫、芋虫に気をつけていればほぼ、問題が無いことが分かっています。

殺菌剤は、瓜科のかぼちゃ、西瓜、ズッキーニの、うどん粉病に使います。

まぁたいてい、アブラムシ対策に、サンクリスタル乳剤(ヤシの油)、もしくは、粘着くん液剤(デンプン)ですけどね。



あとは、蝶や蛾の幼虫に、BT剤(バチルス チュルーゲンシスという微生物です。)を撒く程度です。


農家の本音としては、お薬も高いしまぁ撒かないで済むなら、楽したい。というのがあるので、消費者の皆様から見たら減農薬ってやり方になります。

農家としては、必要な分使わせていただいたということですけどね。

おかもと農園 安八農場 (畑、正式に契約しました。)

皆さまお久しぶりです。

おかもと農園としての生産は、2011年9月に台風に被災、2012年に離農し千葉県いすみ市に移住、その後、結婚して大垣市に再移住したのですがその時以来ですので5年ぶりの自営での就農となります。

 

今回岐阜県安八町内に畑を借り、夏は、かぼちゃ、ズッキーニ、あと千葉で学んできたスイカ

 

それからガパオ(ホーリーバジルの葉のこと。タイ料理、インドネシア料理など)、タイバジル、などを作っていきます。

 

冬作については、おいおい書きますね。

 

面積は、約2反(一応、関係各所と農地拡大について協議中です。農地を広げていきたいです。)のため、まずは、兼業農家での再スタートとなります。

いずれ専業農家(?)になる予定です。?としたのは、今後の展開として作物を作るだけでなく農園芸文化、お取引を通じて、食文化を一緒に作っていきたいからです。

 

※(今後ですが、YouTubeでの家庭菜園やガーデニング愛好家むけの動画配信、規模によりますが、自社農場の生産物の農産加工も将来予定しています。 また妻との共同事業になりますが、くると元気になる畑のコンセプトで、園芸福祉、農業体験も行っていきます。)

 

あとよく聞かれますが、私は、有機栽培では、ありません。

(有機資材は、使います。)

 

有機栽培を名乗るためには、有機JAS法の認証が必要ですが、うちは、必要に応じていわゆる農薬と総称される、殺虫剤、殺菌剤を適切に処方して使用しますので認証を取らない予定です。

(大半有機JAS対応資材ですが)

 

また子供を育てたことは、残念ながらありませんが、子育ての本などに風邪をひかない丈夫な子育てみたいなことが、書いてありますが、作物もおんなじです。

肥料を必要とする分与え、時に水が足りなければ水を与え育て方によって

病気とかに強く出来ると私は、今まで通算25年以上の農園芸業での人生を通じて確信しています。

多くの農家では、当たり前にしていることですけれども私は、これをごく普通に「作物を育てること」と呼んでいます。

※(もとになった考え方は、ヤマギシズム農法、愛農式、永田式、ピロール農法、BLOF理論などですがたぶんオリジナルと明らかに異なるのですいません ヒントや情報をくれた皆さんありがとうございます。今後とも交流お願いします。)

 

昨年とある食品会社の原料用作物としてとうもろこし栽培を農業参入担当者としてとうもろこしを農業(家庭菜園規模での栽培は、していましたが、事業規模でのとうもろこし栽培は、はじめてでした。)をさせていただきましたが、この考え方が、自分がまだ育てたことのない作物でも適応できることを確信しました。

 

私は、一農民として、一プレーヤーとして今後も真摯に農園芸と向き合っていきます。

よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畑の開墾作業と試験栽培

畑は、現在、2017年夏の収穫、イベントに向けて開墾、試験的に、キャベツとコブ高菜の一種、児菜の試験栽培中です。


こちらは、地主さんが、お気に入りの皇帝ダリア

そして地主さんが、収穫されている銀杏。
私は、ぎんなん自体は、食べるのは、好きですが、どうも銀杏の実つまり、ぎんなんは、その種を腐らせて、洗い流しているんですが、それにかぶれてしまうため、遠くで見るだけです。


ちなみに、このぎんなんは、墨俣一夜城隣の、やちぐさで、売っているそうです。

来ると元気になる畑ご案内。

f:id:okamotonouen:20161128191950j:plain




こんにちは。



2016年1月に千葉県いすみ市から、岐阜県大垣市墨俣に引っ越し3月に結婚しました。

かつては、マッド菜園テイスト おかちゃんのブログとして公開していましたが、2016年9月に、墨俣のすぐ隣町、安八町に、小さな畑を借りまして、
『来ると元気になる畑』というコンセプトで畑を整備し始めました。

引き続き、植物についての育て方や、ちょっとしたエピソード、ハーブや野菜の場合、使い方や、食べ方などのご紹介のほか、畑自体の、イベントについてもおしらせしていきたいと思います。

なお、いまのところ兼業農家としての再出発になります。

見学、訪問などの際には、当ブログを確認して、事前にご連絡頂ければと思います。

よろしくお願いいたします。