くると元気になる畑

安八町内にある来ると元気になる畑の管理&園芸のブログです。

つくし。

まだこれからですが、畑ののり面につくしが出てくるようです。

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畑にとっては、痩せている土に出てくる草なんですが、何て言いますか田舎の風物詩、春の代名詞ですよね。

子供の頃、土手でとっては、うちで袴を剥いて、佃煮を母に作ってもらったり、卵とじとか味噌汁に入れたり食べた思い出が私には、あります。

頭の部分は、ほろ苦く、茎は、しゃきしゃきとした食感を楽しむ山菜ですね。

山菜というと、わらびや、ぜんまい、たらの芽、ふきのとう、うど、根曲がり竹が、流通的には、多いのですが、日本人のこころの原点とまで言うと言い過ぎかも知れませんが、もっとも人里に近いところにある山菜のひとつとして、是非活用してみたい山菜ですね。

ちなみにうちの畑では、この他に
ふきのとう、野蒜もごく、少量、あと、しゃく(山に生えるセリ科の山菜)、やぶがらし(ブドウ科の山菜で茹でこぼしてから調理する、独特の粘りがあり、美味)が多少出てきます。

近年は、カラスノエンドウ(子供がまだ熟していない鞘をとり、草笛にして遊ぶマメ科の野草)なんかも山菜として流通しているらしく、こうしたものも、のり面に生えてきます。春は、たのしい季節ですね。

大和推して参る!

【大和西瓜・新大和2号】

 

この間2月11日は、建国記念日でしたね。

そんな建国記念日にふと思ったのです「大和」を作ろうと。

 

といって超弩級戦艦なんて作れません。うちは、造船所でなく農家ですからね。

大和西瓜のことです。

かつて日本では、皮の模様のない西瓜が当たり前でした。余談ですが、時代劇なんかで縞々模様の西瓜を食べていたら、あれ?って思ってもいいと思います。

 

大和西瓜というのは、大正年間より奈良県農業試験場で改良されてきた西瓜で昭和に入ってから出来た「新大和2号」は、そのなかで、縞模様の皮と赤い果肉という私たちが西瓜というとイメージするあのビジュアルになった記念すべき第1号と言われています。

 

この大和西瓜ですが、戦後しばらくは、全国あちこちでごく普通に作られていました。

大きな実で、井戸水だとか、洗い場で冷やして食べたよというご年配の方もいるかもしれません。

 

しかし、今日では、ほとんどその後継品種。

高度成長期時代、核家族化が進み、スイカは、小型品種が尊ばれ、冷蔵庫の普及でギンギンに冷やしても甘い品種が、求められるといつしか爽やかな甘さを持ち大きな大和西瓜は、姿を消してしまい、今では、幻の西瓜になってしまいました。

 

また奈良県より、千葉県や、熊本県での西瓜栽培が主になったのも一因と

 

私は、現在の西瓜の名産地「千葉県」で栽培基礎を学び海のない県の岐阜県でこの大和西瓜を作りたいと思います。

というのも、「大和西瓜」は、とても飲食店のデザートに最適な西瓜であると、確信しているからです。

 

大玉ですし、そのまま切ってお出しするもよし、爽やかな甘さですからくどくなく、フルーツポンチや、かき氷のトッピングなど、デザートとして使える、大和西瓜は、いかがでしょうか。

とうもろこしは、混ぜるな危険?!

うちでは、とうもろこしも実は、イベント用として作ります。
またジャガイモ、さつまいもは、自家用として作ります。

とうもろこしは、サカタのタネのゴールドラッシュ90を
ジャガイモは、どれにしようか悩んだ為に、アンデスレッド(私は、これが好きだけど、紅い皮がイマイチ馴染みがないらしく、そこまで人気がない。ニョッキに最適な品種でコロッケも美味しい春秋ジャガイモ)

男爵、メークイン、キタアカリと4品種作ることに。


とうもろこしは、1品種だけなの?って。

はい。

複数品種を植えるととうもろこしは、キセニア(花粉の受粉による交雑)が起きることが知られていますから、その品種の良さを引き出すならば、畑には、必ず1品種だけです。

ジャガイモは、混ざらないのでたくさんの品種を同じ畑に植えることが出来ますが、男爵とキタアカリは、似ているから間違えたらたいへん。

未利用地開墾中

一応畑の日記なんですが、畑の中に、数年来放置され、笹の生えた場所が有ります。今ジャガイモ作りのため、畑を耕して居るんですが、その笹の生えた場所も、畑に戻すため、機械でなく手作業で(固いので、機械では、危ない)石やら笹の根やらを取り除いて開墾作業をしています。

今日から、朝7時頃~8時位畑の方でえっちらほっちらやってます。
(雨の日や、朝早く出掛ける時は、いません。)

よろしくお願いいたします。

寒さも、生かして。寒耕こし、とハマダイコン

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この間長良川の堤防でハマダイコン(野良大根とも 野生の大根の仲間)を見つけて干葉にした後お漬物にしていただきました。大変おいしかったです。

 

さて今日なのですが、昔ながらの農業の知恵で、寒い時期に田んぼや畑を起こして土の中に住んでる害虫や、雑草のたねなんかを寒さを生かして弱らせる「寒起こし」という作業をしていきます。

それこそ江戸時代とかでは、鍬とかの手道具で行ったでしょうが、現代の農家である私は、トラクターで。

 

古い知恵も現代の技術もどちらも使い方ですね。