大和推して参る!
【大和西瓜・新大和2号】
この間2月11日は、建国記念日でしたね。
そんな建国記念日にふと思ったのです「大和」を作ろうと。
といって超弩級戦艦なんて作れません。うちは、造船所でなく農家ですからね。
大和西瓜のことです。
かつて日本では、皮の模様のない西瓜が当たり前でした。余談ですが、時代劇なんかで縞々模様の西瓜を食べていたら、あれ?って思ってもいいと思います。
大和西瓜というのは、大正年間より奈良県農業試験場で改良されてきた西瓜で昭和に入ってから出来た「新大和2号」は、そのなかで、縞模様の皮と赤い果肉という私たちが西瓜というとイメージするあのビジュアルになった記念すべき第1号と言われています。
この大和西瓜ですが、戦後しばらくは、全国あちこちでごく普通に作られていました。
大きな実で、井戸水だとか、洗い場で冷やして食べたよというご年配の方もいるかもしれません。
しかし、今日では、ほとんどその後継品種。
高度成長期時代、核家族化が進み、スイカは、小型品種が尊ばれ、冷蔵庫の普及でギンギンに冷やしても甘い品種が、求められるといつしか爽やかな甘さを持ち大きな大和西瓜は、姿を消してしまい、今では、幻の西瓜になってしまいました。
また奈良県より、千葉県や、熊本県での西瓜栽培が主になったのも一因と
私は、現在の西瓜の名産地「千葉県」で栽培基礎を学び海のない県の岐阜県でこの大和西瓜を作りたいと思います。
というのも、「大和西瓜」は、とても飲食店のデザートに最適な西瓜であると、確信しているからです。
大玉ですし、そのまま切ってお出しするもよし、爽やかな甘さですからくどくなく、フルーツポンチや、かき氷のトッピングなど、デザートとして使える、大和西瓜は、いかがでしょうか。